モノづくりの現場で活躍する
女性社員を増やしていきたい
- PROFILE
- 2018年新卒入社。仕事の最終納品部隊である製作部に所属し、造作物の製作、現場管理を行う。学生時代は舞台照明のサークルに所属していた。ミュージカルが好き。
あなたがつくっているものは?
働きやすい現場。
製作、設計、現場、いずれの場面でも気をつけているのが、想像力を持つことです。製作は制作ディレクターからの発注を受け、人員やモノを手配し、ハードの部分をつくっていくのが仕事。図面からどんなブースが出来上がるかを想像できていないと、必ずミスが起こるので現場までに不明点を無くすよう心がけています。現場工程に遅れを出さず、クライアントにしっかりと引き渡す。そのためにパートナー会社を含めた関係者が働きやすい現場をつくることが私の仕事です。
仕事をする上で大事にしていることは?
手を抜かないこと。
製作は最終納品部隊と呼ばれています。私たちが受け取る仕事は営業が段取り、デザイナーが図面を描き、プロジェクトメンバーが長い期間をかけてつくり上げてきたもの。仕事の品質を守るために、手を抜かずに形にすることを心がけています。
特に現場に入る大工や職人の方々への説明は丁寧に行います。説明の仕方でその日の動きが決まるといっても過言ではありません。図面を一緒に見ながら、どう動いて欲しいか、どんな段取りで行うことがスムーズかを伝えていく。細かい説明を繰り返すので、正直、うるさいなと思われているかもしれません(笑)。でも、それぐらいでちょうどいい。現場の当日の動きを決められるのは私たち製作だけですから。
今、夢中になっていることは?
レシピの味を再現すること。
今、陳建一さんという料理家の麻婆豆腐のレシピを再現することにはまっているんです。本当にその通りになるのかなと実験するような感覚が楽しいですね。料理に限らず前回はこういう感じだったから、今回はこうしてみようとか、考えたり工夫することが好きなんです。仕事でもプロジェクトの終了後にかならず、反省点やその時感じたことをまとめておいて、後で振り返れるようにしています。成長し、次のステップに進むためにも、記録しておかないとモヤモヤしてしまうんです。
あなたの10年後の姿は?
仕事を任される存在。
博展は文系学部でも製作部に入れるんです。「モノ」を作りたかったし、早くからチャレンジさせてもらえそうな会社だから興味を持ったのですが、入ってみると、もうこんな大きい仕事やるの? と驚かされることもあります。終わったあとは楽しいですし、成長も実感できますが、プロジェクトの最中は辛いときもありますね。もうちょっと経験を積めたら、満足できる瞬間が増えるかもしれないとは感じています。製作部には熟練した技術を持った先輩が多いので、今の自分にはまだまだ満足できていません。でも、いつかは自分の指示で現場を動かせるような存在になっていきたいです。また、製作部には女性がまだまだ少ないので、女性社員がキャリアを描けるように、働きやすい環境を作れたらと思います。